穂坂邦夫プロフィール

1941年埼玉県生まれ。
埼玉大学経済短期大学部卒業。
埼玉県職員、足立町(現志木市)
職員を経て、志木市議会議長、
埼玉県議会議長を歴任。
2001年7月、志木市長に就任。
2005年7月から地方自立政策研究所 理事長
2010年4月から日本自治創造学会理事長


教育委員会廃止論


緊急出版!「市町村崩壊」
−破壊と再生のシナリオ−



4.
実践の足あと

(3)
児童生徒の視点を大切にする教育施策


@
「25人程度学級」(全国初、2002.4.1実施)と検証結果



(ア)
小学校1・2年生を対象に、クラス編成の基準を、1クラス40人から 25人程度で編成した。



(イ)
1年を経過して実態及び実感調査を行った結果、担任の7割が、少人数学 級を担当して「子ども達が、良い意味で変容してきている」と実感し、保護者の8割近くが「良かった」との回答があった。(現在は小学3年生、28人程度学 級に拡大)
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A
ホームスタディ制度の導入(全国初、2002.4.1実施)



(ア)
学習意欲はあるものの、不登校の状態にある児童・生徒に対し、学習の場 所を学校に限定しないで、学校以外(児童・生徒の自宅を含む。)の場所に有償ボランティアの教師を派遣し、学習の機会を拡げる。



(イ)
1年を経過した実績及び検証については、第1期(平成14年4月〜9 月)は、17件に対して5件(29.4%)の解決の方向を見い出すことができ、第2期(平成14年10月〜平成15年3月)は、第1期分も含めて、46件 に対して29件(63.0%)の解決の兆しが見えてきて、効果的であると検証できた。
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B
中3チューター制度の導入(2002.10.1実施)




義務教育の締めくくりとして、学校の放課後に、ボランティアの専門の先 生(チューター)が個別(少人数)指導により中学3年生の自主学習を応援する。
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C
志木市「リカレント(環流)教室」事業(2002.6.1実施)




幅広く小学校4年生以上を対象に、社会に出てから、もう一度学校に戻 り、小学校4年生から中学校3年生までの学習内容に関する教育が受けられる。
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D
志木市立中学校「2段階学校自由化」構想の導入(2004.4導入)



(ア)
協力原理が機能する中学校自由選択制の導入(各中学校が一つの教育機関 として機能するシステム)



(イ)
第1段階として、平成16年度から、現行では教育委員会が決めている通 学校を、本人及び保護者の希望があれば理由を問わず、転校を許可する。

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